事例紹介

人生設計のこと

日々TVなどを見ていると老後の第二の人生を特集していたり、企業の人材不足のニュースを耳にしたりします。皆さんも現実の生活の中で人が減っていることや、老後不安にとらわれた人を目にすることもあるのではないでしょうか?
長い人生を生きられる時代に生まれて来た事は、とても幸せな事ですよね。でも一方で同時に私たちは、『ではその手に入るであろう長い時間をどう生きるのか』という課題も突き付けられているわけです。ITも医学の進歩も目覚ましく、これからは健康な状態で長く生き続けることが出来るようです。あれこれ心配な事も出てきますが、このギフトを存分に味わい楽しみたいものですね。

 

さて、『果たして自分は何をやりたいんだろう?』と考えた時、趣味を充実させるのも一つですが、その基盤に老後の生活費の事も考えざるを得ないでしょう。ですからやはりベースとして仕事の事を考えつつ、どんな生活をするかイメージする事になります。

 

かつては若いうちから何らかの方向性を決めて、勉強するなり資格を取るなりして経験を積み、何とか食べていける所を目指し、老後はその加速を利用してある程度進んで行けばそれで人生はほぼ終焉に近づく、という感じでした。が、今は違います。一つの仕事のプロになったとしても、時代の変化はとても早く、いつまでもその極めた仕事でやっていける保障はどこにもありません。ですから、また新たな分野で一から学び直す、という事が必要になります。学生に戻った位の気持ちで新しい世界で基礎から謙虚に学び直す、という事が必要で、その挑戦は人によって5回は必要とか、7回は必要。などと言われています。
要はそれだけ自分の「売り」を身に付けていかなければいけない時代なのだという事です。また自分の専門分野の知識やスキルのみならず、どんな仕事でも隣接業界の情報や知識が必要でしょうから、こう考えてくるともう勉強はルーティンワークとして一生していく位の気持ちでいた方がいいのではないでしょうか。

 

さてここからはモチベーションを上げて行きましょう。厳しい現状を理解した所で一旦自分を解放し、思いつくままに沢山の夢を書き出してみましょう。解放しないと心が夢を語らなくなってしまうからです。沢山の夢は仕事も趣味もごちゃまぜで、大きい物も小さい物も混ざっていて構いません。深く考えずリズミカルに、また出来る出来ないに関わらずポンポンと30個位書いてみて下さい。
そしてある程度出し切ったら、今度はその中から今やりたい事、今やるべき事などをピックアップして絞り込みをします。そしてここからは夢を叶える具体的な段取に入っていくわけです。この方法は色々なやり方があって本も沢山出ていると思いますが、ここでは私流のやり方をお伝えしたいと思います。

以前私はマンションを買って人に貸してみたい、という夢がありました。ところがコネも知識も経験も相談する人すらいませんでした。それに良く考えると怖くなってしまいます。そこで私はうんと小さな段差の階段を作ってゆっくり一つづつ登って行こうと決めたのです。目標は本当に遥か遠くで途中挫折する可能性は十分にあるけれど、達成した時は今とは桁違いの自信が持てるはず、と思っていました。

 

最初に考えたのは投資やお金についてのゲーム会に参加してみる事でした。ところが行ってみると株などに非常に詳しい男性ばかりで、皆さんの会話も理解出来ずに精神的に参ってしまいました。そこでもっと簡単に出来る事は何だろう、と思い本を何冊か読んでみる所から始めました。これなら今すぐに誰でも出来ます。そしておおまかな概要をつかんだ後でゲーム会に参加しました。自分で10回参加しようと決め、毎回緊張しながら出かけて行ったのです。

 

そしてそこまで行ったらやっと不動産の学校へ行く勇気が持てたのです。ここでもほとんどが男性で緊張しながらでしたが、なんとか卒業しました。そして先生に言われた通り、毎週物件調査を開始しました。100軒見るまで買ってはダメと言われていましたが、50軒めで出会ったマンションにとても惚れてしまい、そのワンルームを購入、そしてドキドキしながら初めての売買契約と賃貸契約を経験しました。

 

その後は毎月家賃が入り、5年後には買った金額より高く売ることが出来ました。
私にとっては「とても無理!」と思っていた夢が段取を一つづつ追う事で、きちんと実現出来たのです。

 

このように小さな階段を作って登って行く、という方法なら少々時間はかかりますが、歩みを止めない限り、嫌でも夢に近づきます。
大切なのは自分のメンタルの状況を把握しながら、小さな壁を一つづつ乗り越える毎にこっそり自分に乾杯しながら進んでいく事です。

 

ここで役に立ったのは、5年計画のスケジュール帳、これは適当に想像して書き込むと自然にそれに近い事が出来たり、出来事が起こったりします。それからフォトリーディングも役立ちました。これは厳密に言うと速読ではないようですが、早く本の概要をつかむテクニックで、私もきちんとマスターしているわけではないのですが知っておいて損はないと思います。
それとマインドマップもお勧めです。脳の仕組みに合わせて発想を広げ大きな紙に書き出していくテクニックです。これも今となっては自己流に近いですが、何か新しい事をするときなど考えをまとめるのに有効です。
ついでに言うと何か自分の生活にルーティンワークとして取り入れたいと思う時、どうすればいいかについても少し本を読んでおくと後々役立つと思います。

 

老後を悲観ばかりしていてもあまりいい事はおきません。現状をふまえたら後は自分を解放してノビノビと育てていきたいものです。私も試行錯誤の毎日です。皆さんと学びを重ねながら自分らしく生きていきたいと思う今日この頃です。